あなたは働くことが好きですか?嫌いですか?
雇われとして働くのが大好きだ!という人はあまりいないかもしれませんね…。というよりほぼいないでしょう。
『労働を提供することで対価を得る』多くのサラリーマンはお金があれば出来れば働きたくない…。そう思っている人が大半です。
そんな人たちがギャンブルで一攫千金を叶えてしまったら、もう働きたくなくなりますよね?ギャンブルの甘い汁を一度でも経験すると、労働意欲が低下していきます。
そして、その行く末はとても悲しい現実が待ち受けているのです。
僕の知り合いはギャンブルにハマり、とんでもない過ちを犯すことになります。
ギャンブル依存者の実話を3つ、ご紹介します。
Contents
【実話①】パチスロで大勝ちして仕事をブッチ切って辞めた同僚
今のスロットの払い出しスピードは規制が入ったことで、ダラダラ出る感じは否定できませんね。
それに比べ昔の4号機時代のスロットは、数時間で万枚の放出も珍しくありませんでした。当時のスロットは射幸性が今よりも更に高かったのです。
僕の同僚は、大のパチスロ好きで、休日はもちろん、仕事が終わってからもパチンコ屋に入り浸っていました。僕も一緒にパチスロを打ちに行くこともあり結構仲の良い間柄でした。
そんな彼が突然仕事に来なくなりました…。
一緒に何度かパチスロを打ってご飯も食べる仲だった同僚。しかし突然仕事をバックレてしまったのです。
何度電話しても出てはくれません。そしてやっとのやっとで繋がりました。なぜ来なくなったのか聞くと、素直に話してくれました。
「おい〇〇、なんで仕事けーへんかったん?連絡もせーへんし何しとったん?」
「悪かった…パチスロでめっちゃ勝ってて仕事の時間に間に合えへんかってん…」
「なんやそれ、どんだけ出たん?」
「最終的に3万枚出たわ」
「それやっばいなぁ…でもブッチはあかんやろ」
「あんだけストックされてて止めれるやつはおらんわ」
「まぁわかるけど…最近は調子はどうなん?」
「最近調子悪いわ」
「仕事はまだしてへんの?」
「なんか仕事するのが馬鹿らしくなってヤル気がおきひんのよ」
同僚は大金に目がくらみ、仕事も労働意欲も完全に失っていたのです。
脳内麻薬であるギャンブルの怖さでもあり、一度美味しい思いをするとこうなります。それ以来もう一緒に遊ぶことはなくなりました。なんか悲しくなりますよね…。
数か月後、彼の噂を耳にしました。最後に電話で話したそれ以降も、パチスロを打ち続け調子が良い日はかなり勝っていたとのこと。でもそれも長くは続かず、精神を壊し薬を飲んでいると聞きました。
人をそこまで狂わすとは、他人事ながら僕はギャンブルの恐ろしさを実感するのでした。ギャンブルさえしなければ本当にいい奴だったんですけどね…。
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【実話②】スロットで給料全て使い果たし仕事を辞めた同僚
一時期、僕が居酒屋でアルバイトをしていた時のことです。バイトの中でも一番仲の良かった同僚の「誠也(せいや)」という男の話です。
誠也はバイトが始まる前に、よくスロットを打っていました。
当時パチスロ北斗の拳が全盛期の頃、どのお店にもお客が多い時代でした。誠也はバイト先から近いパチンコ店で朝一からよく並んで遊んでいました。
居酒屋の開店時間から考えて、朝から遊ぼうと思えば遊ぶことが出来るんですよね。
今日は勝てた、負けたと色々話してくれていました。結構勝った日には奢ってくれたり、仕事でも見習いの僕に親切に教えてくれたり、根は本当に優しい奴でした。
しかし、誠也もギャンブルの犠牲者に。ある日突然バイトに来なくなったのです。
「またかよ…頼む…連絡してきてくれ…」
以前の記憶が蘇りました。祈りも虚しく誠也はその後も仕事に来ることはありませんでした。
そしてバイトの一人が誠也を見かけたとお店に連絡があり、店長が見に行くことに。すると誠也がいて、なんと…スロットをしていたのです。
お店に呼び出された誠也は、店長の前で正座して説教を受け帰っていきました。退職手続きを済ませたことはすぐに理解できました。
帰り際に誠也は僕に言いました。
「迷惑かけたわ。また連絡するわ」
バイト仲間に聞いた話では、誠也は1日で給料全額を使い果たし仕事にこれなかったとのことでした。恐らく負けが込んで取り戻さないといけないと思ったのでしょう。
たった1日で給料全額をギャンブルで溶かす…
給料をたった1日で使い果たす…
こんなことがもし自分に起こったら果たして立ち直れるだろうか?仕事に来れるだろうか?もしかすると同じようなことをしていたかもしれません。
冷静に考えて、取り戻せるはずはありませんよね。でも、使ってはいけないお金 を使ってしまったとき、取り戻したい心理状態になるのは十分理解できます。例え最後の1,000円札、残高500円だっとしても、最後の最後までお金を取り戻しにかかりますよね…。
ギャンブルをやったことがある人のほとんどは、この最悪の状況が分かると思います。もう全く楽しめないし、生きた心地がしない。っていう状態です。
人当たりもよく、どちらかと言うと爽やかなイケメンで同僚の信頼も厚かった誠也でした。とても残念な辞め方をしてしまったのです。
一度ギャンブルにハマると、バイト探しや就職活動をするにしても、厳しい状況になることでしょう。生きていくためには仕事はとても大切なんです。
この時思ったのは、“良い人ほどギャンブルにハマってしまう” ってことです。
【実話③】人生のよき先輩が犯罪者になってしまいました
日雇い派遣で運送会社でアルバイトをしていた頃の話です。
当時僕は20代で、派遣会社で日雇いの仕事をしているのは、多くは30代以上の人ばかりでした。
最初はやはり年齢が邪魔をして中々打ち解けきれずにいました。
しかし徐々に年配者とも話すようになり、色々と人生の勉強もさせて頂きました。そのきっかけとなったのが、40代後半の「田中さん」という方で、若年者の僕に優しくしてくれていました。
仕事のことはもちろん、他にも色んな相談を聞いてくれ人生のよき先輩だと個人的には思っていたのです。仕事終わりには吉野家でご飯を一緒に食べに行ったり、楽しい想い出も沢山あります。
その田中さんですが、確かに良い人ではありました。
ただ…無類のパチンコ好きで、仕事の休憩時間にはパチンコの話を他の人としていました。
話している内容は「○○で5万円勝った」とか「○○で10万円以上勝った」など羽振りの良い話が飛び交っていたのです。
しかし、他の同僚の話を聞くと、田中さんはかなり負け込んでいるようで心配になる一面もありました。
ギャンブルをやり続ければ多くのケースで胴元が儲かり負けていきます。
どうしてもパチンコがやめられない人は、パチンコしたつもり貯金 など活用してくださいね。
そんな田中さんがある日、電話をしてきました。
「ごめん、今月ピンチだから悪いけど1万だけ貸してもらっていいかな…」
「わかりました。1万ですね。」
理由は分かっていたので、詳しい理由を突っ込んで聞くことはありませんでした。その後、田中さんはバイトに姿を見せずそのまま連絡が途絶えてしまいました。
最初からそんな予感もしていましたが、実際にそうなるとショックでした。それから数か月後、ある番号から着信がありました。「○○○-○○○-○110」警察からでした。
警察に詐欺容疑で逮捕された同僚
「なんで警察から?なんかあったのか?」戸惑いながら電話と取りました。
警察からは意外なことを聞かれたのでした。
「田中という男にお金を貸したことがありますか?」
「はい、以前バイトで一緒になり1万円貸しました。」
「すぐ返すからと言われて、まだ返してもらってないですよね?」
田中さんは色んな人からお金を借り、逃げていたと警察から聞きました。おそらく、僕の闇金融の実体験のように、色んな所から借りていたのでしょう。
パチンコで人生を棒に振るった田中さんは、ギャンブル依存の犠牲者なんだと今では思います。
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ギャンブルをしたいが為に犯罪にも手を染めるのが依存者です
あなたも理解している通り、ギャンブルは止めようと思っても中々辞められない性質があります。
勝ったらまたやりたくなり、負ければ取り戻したくなる。どちらにせよギャンブルは止められないのです。
そして、手持ちのお金が無くなりそれでもやりたくなったらどうすると思いますか?
人のお金に手を出してしまいます…。
お店の売上金、ひったくり、違法なバイトなど何とかしてお金を作ろうとします。そんなことをすれば人生が終わってしまうと分かっていてもです。
しかもギャンブルの興奮を一度味わうと、何度も同じ興奮を欲するようになります。同じ興奮では飽き足らず、より激しい興奮を脳が求めます。
すると、ギャンブルに投資するお金はどんどん増えていきます。理性を欠いてしまった行動が徐々に増えていきます。
まだ借金をするのはましな方です。
他人の財産を奪ったり、他人を傷つけたり…もっとも怖いのはこの犯罪です。その犯罪を自覚しながらもやるしかないと思ってしまう状況は絶対にあってはいけません。
ギャンブルで失ったお金は返ってきませんが、もう一度働いてお金を稼ぐことは出来ます。
しかし、その労働意欲さえも奪うのがギャンブルです。
あなたがもしギャンブルにハマり、もう働きたくない、働けないと思っていたとしたらそこはぜひ踏ん張ってください。
そこでくじけると、ギャンブルに一生涯翻弄されることになります。ギャンブルの公的な無料相談窓口 も今ではたくさんあります。
ただどうしてもギャンブル狂の虫が騒ぐこともあると思います。そんなギャンブルをどうしてもやりたくなった時には、即効性のある対処方法で代用してみるのもいいでしょう。
ギャンブル依存から抜け出せるかどうかは、辛くても働き続けることが出来るかにもかかっています。
とは言え、無理は禁物です。ちょっとづつ、ギャンブルから抜け出すようにしてみてくださいね。
まとめ
ギャンブルで一度大勝ちすると、働くことがバカバカしくなります。そもそもギャンブルで大勝することは滅多にないことです。しかし、自分だけは勝てると勘違いし、ギャンブルにどんどんのめり込んでいきます。
ギャンブルをすることで労働意欲を失い、実際に仕事を辞めてしまう人がいます。
そうなるとお金がなく苦しくなり、犯罪にまで手を染めることに…。
労働意欲を失っても、決してすぐに仕事は辞めないようにしてください。
もし辞めてしまった場合は、何でもいいので仕事をすぐにやり始めてください。そうすれば最悪の事態だけは避けることが出来ます。
お金に余裕が出来てきたら、やりたい仕事をやればいいんです。最初から仕事は選んでいても何も始まりません。