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ギャンブル依存の実話

【第9話】ギャンブル依存の末路・闇金融に手を出した依存者の実体験を赤裸々告白

更新日:

ギャンブル依存者の末路 闇金融に手を染めた悪いことは言いません。

「闇金からお金を借りる前に誰かに絶対に相談してください」

軽い気持ちで一度借りてしまえば、恐ろしい断末魔が待っています…。

生き地獄とはこのことです…。

 

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闇金融の実態を知らずに電話で融資をお願いした…

闇金融へ電話もうどうすることも出来ない状況から僕は線路沿いをふらつきながら歩いていると、立入防止柵に1枚の張り紙を見つけた。

そこにはこう書いてあります。

「ブラックの方でも大丈夫!必ずご融資します。ご相談ください。0〇0-〇〇〇〇-〇〇〇〇」

ブラックでも即日融資、独自審査、おまとめローン…これらの多くは闇金融への入口になっているのです。

しかしこの言葉が僕をどれだけ勇気づけてくれただろうか。

090金融とは、当時流行った闇金融でした。090金融、闇金、ソフト闇金…呼び名は違っても違法な利率でお金を貸し付ける悪質業者であるのは間違いありません。直接お金を貸すことで足が付くのを恐れた彼らは、携帯を使って取り引きし、莫大な利益を得ていたのです。

そんなことはいざ知らず、張り紙に書かれた電話番号に僕は電話をかけました。

プルルルルゥ、プルルルルゥ…

「はい」

「もしもし、あのぉ…張り紙見て電話したんですが、お金借りれますか?」

「当社の利用は初めてですか?」

「はい…初めてです」

「〇〇さん、他でどれくらい借りてますか?」

「えぇと…5社で180万くらい借りてます。やっぱり無理ですか?」

「審査してみないと何とも言えませんね。それだけ借りてたらどこも貸してくれなかったんと違いますか?1回審査かけてみますんで10分後にまた電話かけてください」

「はい、わかりました」

明らかに他の金貸しとは違うただならぬ雰囲気を感じた…。

やっぱりどこも貸してくれないよな…。半ば諦めていましたが、言われた通り10分後、再度電話をかけた。

「はい」

「あのぉ…さっき電話した〇〇です」

「あぁ〇〇さん、かなり厳しい状況ですね。ただ今回、せっかくお電話頂いたので特別に少しならお貸し出来ることになりました」

「少し?いくらですか?」

「3万なら融資可能です」

「3万ですか…わかりました。お願いします!」

「ただね、保証会社を通してお金を貸すから保証金として最初に15,000円引いた15,000円の振り込み融資になります」

「条件として、10日後に3万円の返済になりますが大丈夫ですか?」

最初に保証金を引かれて15,000円融資の3万円の返済かぁ…当初の希望融資額ではなかったが、それでも背に腹は代えられなかった。

「今回当社との取り引きは初回なのでこの額になりますが取り引きが増えてくると融資枠も増えますから」

「ぜひお願いします」

「それでは必要事項を記入した紙を今からFAXしてもらいます。ウソを書いたら規約違反となり違約金が発生しますのでその点はご注意ください」

「分かりました。今から送ります」

「なら確認でき次第、すぐに振り込みさせて頂きます。FAXしたらこの番号にまた電話ください」

必要事項には職場、家族、親戚など出来る限りの連絡先を書かされた。

消費者金融で融資を受ける際、なんども申し込み用紙に色々記入してきたがここまで書いたのは初めてだった。なぜ書かされたのかはあとで分かった。

振り込まれるお金は明らかに足らなかったが、僕にとっては生きる希望となった。融資してもらったこの日だけは…。

ヤミ金の違法な利息では絶対にお金が返済できなくなる

闇金融から3万円違法な金融屋の利息として「トイチ」はこれまで聞いたことがありました。もしくは「トジュウ」も何となく耳にしたことも。

しかし、それを遥かに超える、年利5,475%の違法な金貸しと僕は取り引きしていたのです。

最初に手数料とうたって利子分を差し引き、さらに融資額全額まで返済させられるとは…。そんな金利で常識的に考えて返済できるはずもありませんよね。冷静になればそんな所で借りる人なんていませんが、その時の僕は藁をもつかむ気持ちでした。

僕には信用がなくどこの金融屋も貸してくれず、貸してくれたのはここだけです。

本当にお金に困っている時に貸してくれないのが普通の金融屋です。この時はこの金貸しに感謝すら感じていたのです。

そこまで僕は追い詰められていたということです。

 

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違法なヤミ金に追加融資をお願いした…恐怖のやり取り一部始終

闇金融 公衆電話 融資他への返済などで、融資額15,000円なんてあっという間になくなっていきます。

3日後のことでした。

無くなってどうしたのか?さらに僕は闇金に追加融資をお願いしたのです。

「あのぉ追加でお金借りたいんですが…」

「〇〇さん、それは出来ません。最初に貸したお金の返済をまずしてください」

「…そうですよね。」

「ただ、どうしてもって言われるんならもう一度審査してみますがどうしますか?」

「お願いします」

「では5分後くらいにまたお電話ください」

また融資してもらえる期待を膨らませ審査が終わるのを待った。

しばらく待って電話すると、また融資してくれることが分かった。しかし、最初の融資よりもさらに条件が厳しくなっていた。

「最初に保証料2/3ほどかかりますが大丈夫ですか?」

「はい大丈夫です。お願いします」

「では融資額は3万円、保証料引いて振込額は10,000円になります。」

「それで構いません」

「わかりました。では直ぐに振り込みますのでお待ちください。それと、最初に貸した分は1週間後が返済日なんで忘れないようにお願いします」

「あっ…はい、わかりました…」

なんとか1万円を追加で融資してもらえましたが、すぐに不安な気持ちでいっぱいになった。

そもそも保証料や保証会社など、怪しいにも程があります。しかし疑う余裕すらないくらいに切羽詰まっていたのです。

「どうやって返そう…」

お金を借りる時は返済のことなんてほとんど頭にはなかったが、いざ借りてみると少しづつ現実をみることに。

返済日は刻一刻と迫り、日に日に返済への恐怖が襲ってきた。闇金融からは、返済日の3日前くらいから電話が引っ切り無しにかかってくるようになり、生きた心地がしなかった。

「念のため確認のお電話です。返済日は明後日ですが大丈夫ですか?」

「はい…必ず返します」

返済日前に電話してきたのは、闇金も僕が返せないことが分かっていたからです。

闇金側からすると、逃げられるのが一番怖かったのです。

僕は言葉では返しますと言いながらも、どうやって返せばいいのかもう分からなかった…。寝ても覚めても返済のことを考える長い長い3日間。

しかも最悪なことに、携帯電話が止まってしまったのでした。

当時は、携帯が止まっても相手からの電話がかかってくれば通話は出来たのですが…。

電話が止まるということは、もう金融屋からの融資は完全に不可能になったことを意味した。僕は返済日前日に意を決して闇金に公衆電話から返済が難しいことを伝えた。

すると、彼らは態度を一変した…。

闇金の取り立ては手段を選ばず家族にも連絡すると言ってきた

闇金融の取り立て恐怖体験893プルルルルゥ、プルルルルゥ…

「はい」

「すいません携帯が止まってしまいまして…。〇〇です」

「〇〇さんどうしました?」

「返済についてご相談がありまして…ちょっと…明日の返済が難しいので少し待ってもらえませんか?」

「え?返せないってことですか?」

「はい…明日は無理です…」

「〇〇さん、話しが違いませんか?必ず返せるって言いましたよね?」

「色々あたったのですが、お金の用意が間に合いそうにありません。必ず返済しますので少しだけ待ってもらえませんか…」

「いやいや貸したものは返すのが常識ですよね?」

「はいそれは分かってます…」

「何寝ぼけたことぬかしとんねゃ!はよ返さんかいボケ!」

「…はい」

「まだ明日まで時間あるやろ?親でも親戚でも頭下げて借りて返せや。返さん言うならこっちから親に電話したるわ」

「それは勘弁してください…」

「ほな、はよう用立ててくれる人探さんかい。1時間後に電話くれ。逃げたらあかんで」

「はい…分かりました…」

プーップーップーップーッ…

お金を返せないと言った途端に闇金は態度を急変させた。

自分が巻いた種なので、自分がののしられるのはどうだって良かった。でも、親に連絡をされるのは…それが一番怖かった。これまで学費や仕送りなど散々迷惑をかけ続けていたから余計に言えないのもあった。

そんなことをされるくらいなら死んだ方がましだとも思った。

震えが止まらなくなり、言われた通りにダメ元で大学の友人、昔のバイト仲間、分かる番号には全て電話した。

「もしもし、久しぶり…」

以前バイトで仲良くしていた友人に電話をかけた時のことです。

「どうした?なんで公衆電話なん?」

僕はこれまでの経緯を話し、返済分だけでも貸してくれないかとお願いした。

「大変な目にあってんやな。何とかせなな。今仕事中やからまたあとで電話するわ」

何とか助かるかも…そう期待して電話を待っていたが夜になっても一向にかかってこない…。

公衆電話へ急いだ。

プルルルルゥ、プルルルルゥ…あれ、電話出ないなぁ…。

電話を何度か鳴らすと、やっとつながった。

「わりぃ、今から会社の飲み会やからまた終わったら連絡するわ」

「あぁ…分かった。ごめんな」

その間、闇金に電話して、まだ貸してくれる人が見つからないことを伝えた。

そこから引っ切り無しに闇金から電話がかかってくる。22時過ぎでも友人からまだ電話がかかってこなかった。

しつこく電話するのは悪いと思いながらも待てない状況なので、電話をまたかけた。

プルルルルゥ、プルルルルゥ…

そして何とか繋がったのだが、その時、思いもよらない言葉を言われた。

「はい…」

「もしもし…何度もごめん…お金なんとかなりそうかな?」

「すまんけど、もうかけてこんといてや。明日も仕事早いから。お金、今余裕ないから」

「…分かった。悪かったな…」

プーップーップーップーッ…

お金を貸してと言って断られるのは慣れっこだったが、この状況で期待してしまって断られるのは正直こたえた。

友人にお金を借りる時には、返せるあてを示すことが必要です。返せない人にお金を貸す人なんて絶対にいませんからね。

その後、何人か知り合いに電話したが、電話がつながることはなかった。

そもそも公衆電話からの着信を取る人なんていません。

闇金からの電話は深夜まで鳴り続け、ほとんど一睡もできなかった。

夜が明けて、これで全てが終わったなと心底思った。しかし、俺の人生に一筋の光が差し込むことに。

前日に電話して何人かの携帯には留守番電話にメッセージを入れていたのです。

闇金に返済できたのは“ある人”のお陰です

闇金からの取り立てをストップする方法諦めていた時、前日に電話して留守番に入れていた“ある人”から電話が折り返しかかってきました。

「久しぶり~どうしたん?」

昔のバイトの先輩、中田さんだった。

「中田さん…すいません。今俺、闇金に手を出してしまって、終われてんです…」

色々話を真剣に聞いてくれて、今日午前中に合う約束をしてくれたのでした。先輩も消費者金融に借りてたこともあって、苦しみも十分分かると言ってくれた。

そして、差し出されたのは10万円でした。

「これで返済したらええよ。もう借りたらあかんで。」

すぐに返済してそれ以降は闇金なんかに手を出さないと強く誓いました。

消費者金融で多重債務に陥っていることも話し、先輩からは自己破産のことなど色々とアドバイスもしてくれました。

この先輩がいなかったら、今の僕はないと思っています。感謝しきれない思いです。

どうしようもない僕が生き延びたのは確かに闇金融のお陰とも言えなくもありません。

誰も貸してくれないお金を高利でしたが貸してくれました。

しかし、結果的に返済できず更に苦しい状況に陥ります。本当にやってはいけない行為でした。

もしあなたがどうしようもない状況になった時には、まずは誰かに相談してください。ギャンブルが原因の借金については役所相談窓口も用意されています。

さらに状況が悪い人は、最初から依頼するつもりで弁護士や司法書士に相談していきましょう。基本的に借金問題については相談は無料になっていますよ。何らかの解決策を提示してくれることでしょう。

自分一人で解決しようとすればするほど、状況は益々悪化していきますので…。このことは実体験を通して強く感じました。

話は戻りますが、闇金との縁を断ち切ったとは言え、まだ僕の借金地獄は続いていました。

時間が経つにつれ、借金返済は更に苦しくなっていきます。

続きます…


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