僕の若かれし頃の話になります。
高校を卒業し、大学に進学するために予備校に通い浪人生活を送っている頃のエピソード。
Contents
頭が良くて女の子にモテる悪友の川島
僕には高校で唯一仲の良かった親友の川島がいました。
色々悪いことも、この川島から教わりました(笑)タバコ、深夜徘徊、〇〇〇運転…他にもありますが、ここでは伏せておきます…。
僕達は進学を目指していましたが、そもそも、高校の頃に勉強をしてこなかったのでまともな大学に通ることが出来なかったのです。
どんな大学でも良いなら探せばいくらでもありますが、それだったら1年浪人して入りたい大学に行った方がマシだと思って浪人生活をスタートします。
川島は僕から見ると、とても頭が良い奴で真面目にやってれば、国公立だって余裕で合格する実力はありました。高校の途中で編入試験で入ってきたので地頭は良かったと思います。ただ、高校時代は年下彼女と〇〇〇ばかりして勉強に集中してなかったのです。
「今日も外で〇〇〇したよ」
「木がゴムの木になったよ」
なんだこいつ動物か!?と思いながらいつも川島の話を聞いていました。
なぜかコイツ、モテるんですよね。
川島の父親は公務員でどちらかと言えばお金持ち、上流階級の部類です。しかし、父親とは裏腹に子供は実力を発揮できない…。
「親の心子知らず」
よくあるパターンですね。
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受験も失敗、女の子にもフラれる散々な僕
僕ですか?
僕はとても不器用な人間です。
不器用ゆえに、傍からは真面目に見られていました。確かに一生懸命に物事をやるタイプではありましたが、でも僕だってハッチャけたい時はあります。
不器用だから真面目にやるしかなかったのです。
自分では勉強しているつもりでも本番の入試では散々でした。勉強してもぜんぜん結果を出せない人って必ず学校にいましたよね?
それが僕です…。
まず、センター試験で全く点数が伸びず、センターを利用して受かる大学は皆無。何の為に勉強していたのやら、それまで期待してくれていた学校の先生も手のひらを反すように冷たい態度であたってきました。
これが社会というもの、これが人間というものなんだ…。
こんな感情になったのは初めてでした。真面目にやっていても、結果が伴わなければ何の意味も無い。そんな社会の厳しさを思い知った瞬間でした。
僕にも淡い恋愛経験があります。
同じクラスの女の子のことが好きでした。卒業の時に告白しようとしましたが、その頃の僕にはそんな度胸もありませんでした。女の子と話をするのも苦手でとても奥手だったから無理もありません。
泣く泣く諦めるしかなかったのです。(これも恋愛というものでしょうか)
そんな甘酸っぱい高校生活にピリオドを打ち、新たに浪人生という茨の道に進むことになりました。
もちろん、川島も同じです。
川島とは違う予備校に通うも、相変わらず2人でつるむことも多くありました。この頃僕は自暴自棄に陥り、全てがどうでもよくなっていたのです。恋愛を引きずっているのも一因でした。
このままでは自分でもよくないと強く感じ、思い切って告白を決意しました。
当たって砕けても良いからとにかく今の気持ちを伝えよう…。
そう決意し、電話で好きな女性に告白し彼氏がいるという事実が発覚…見事に砕けました。
「好きだったんだ…付き合って欲しい…」
「ごめん…彼氏いるから」
「そうなんだ…わかった。いきなり電話してごめん。じゃあね…」
恐らく1分も話をせず会話は終わったように記憶してます。初めての失恋でした。
そこで終わらせるわけにはいきませんでした。そこから立ち直るために僕は色々行動に移したのです。
中学時代に好意を持たれていた(勝手にそう思っていたのかもです)女の子に突然電話して交際してくれないかと電話しました。
当然電話番号は分かりませんでしたが、昔の電話帳には個人の番号が掲載させていたので片っ端から電話して
「〇〇さんいますか?」
と電話をかけまくり、ついに突き止めることができたのです。
女の子は唖然としてました。
「なんで今更?なんでかけてきた?」
言葉では言っていませんでしたが、そんな雰囲気が漂っていました。今考えれば、ストーカーのような執念に満ちた行為ですよね…。
当然のように淡い恋心はそこで終了を迎えることになります。
でも、少し自分の気持ちが楽になっていたので、告白して良かったと心から思いました。
そんな予備校生活中に、川島は新しい彼女をゲットしていました。
「この野郎…ふざけやがって…」
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彼女の為に消費者金融で借金する親友
「この野郎、なんでそんなに彼女が出来るんだよ(怒)」
高校の頃に付き合っていた彼女とはいつの間にか別れていたのです。新しい彼女Sさんと同じ大学に合格するんだ!と本人も頑張っていました。
でも、落ちぶれていくのが男です。
あなたも容易に想像できると思いますが、男の方は勉強に手が付けられず成績は下降していきます。20歳前後の男ならやっぱり、毎日毎日、S〇〇のことばかり考えてしまうんですよね。
川島は明らかに高校の頃よりも偏差値は下がっていました。
そんな二人が付き合っていた頃、Sさんが一人暮らしを始めるために引っ越すとのこと。
川島は優しくもSさんにお金を出してあげることになりました。恐らくその時は一緒に暮らすための家を探していたのでしょう。
ただ、予備校生の手持ちなんてたかが知れてます。
川島は知り合いのコンビニでアルバイトをしていたので、少しはお金を持っていましたが、さすがに敷金、礼金合わせて30万円なんて持っているはずもありません。
そこで、初めて消費者金融の〇富〇でカードを作ってあげたのです。
アルバイトさえしていれば、浪人生でもお金が借りれることをこの時初めて知りました。浪人生がクレジットカードを作る方法でも紹介しています。
まだ10代で、借金を作るなんて僕には到底理解できませんでした。ただ、川島は二人の将来を想っての借金なので僕は「まあ、しょうがないか」とも思いました。
しかし、数か月後、さらなる事態が川島に起こります。なんと!川島はSさんを妊娠させてしまったのです。
これもお決まりなのでしょうか…。
毎日のようにやっていれば、いつかはそんな問題になってもおかしくはありません。そして当然ですが、産ませられるはずもなく残念なことに今回は産まない選択を選んだのでした。
産まないにしろ、病院代はかかります。当然のことです。さらにカードから借り入れ借金総額は40万円以上になっていました。
しかし、川島の努力?も虚しく二人は受験前の12月には別れ、賃貸も解約したのでした。
残ったのは借金だけ。
結局この年の入試に川島は失敗し、ビジネス系の専門学校に通うことになりました。
僕はなんとか、私立の大学に滑り込むことが出来ました。しかも、都会の大学でした。親には最初反対されましたが、自分の意志を最終的には尊重してくれて4月から大学生活のスタートです。
実は予備校の頃、僕はある人を好きになり告白…そしてまたまたフラれていました。
「俺ってどれだけモテないんだよ…」
辛い記憶を少しでも振り払いたい思いもあり、どこか遠いところに行って一からやり直したい気持ちで一杯でした。都会に行けば少しは自分の人生をやり直せるんじゃないか?今の自分の殻を破りたい!そんな気持ちが強くなっていました。
親友の川島と離れるのは少し寂しい気持ちになりましたが、それぞれの旅立ちの時です。
高校の卒業式では泣きませんでしたが、さすがにこの時は熱くなるものがありました。
(第1話終了。第2話へ続きます…)
【第2話】働いている方がよっぽど楽しい!大学生が中退するのは楽しくないから
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